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バイオマス研究会 第3回現地セミナー:青蓮寺小水力発電所

バイオマス研究会

3回現地セミナー:青蓮寺小水力発電所

社会連携特任教授 加藤 進

10月13日(金)は名張の青蓮寺小水力発電所で現地研修会です。15名の参加者です。H28年度のバイオマスセミナーで傘木氏(大町)に講義を願いました。今回はその現状を三重で見聞です。青蓮寺ダムは、すでに昭和43年から昭和60年度に造成されたものであるが、経年変化によって漏水等が発生し灌漑用水の安定供給に恐れが出たために、その対策の一環(小水量バイパス化)として実施された事業である。推進力は青蓮寺ダムの貯水位と農業用水の取水施設の落差を利用しています(約37m)。この小水力発電所の特徴は、いわゆる従属発電であり、最大で1.60m3/sec、通常は0.1m3/secである。したがって、この流量に合わせて発電をスムーズに実施するために、効率の良いクロスフロー式の大・小二基の発電機が設置していることである。小水車は23kW、大水車は160KWで、合わせて最大183KWである。発電された再生エネルギーは売電(34円)されて農業水利施設を管理している組合に譲渡し、維持管理費の低減に資するとしている(寄与は50%)。普段はなかなか見ることができない施設であり、参加者から関係者に質問が沢山出た。

17101301現地研修会 集合写真.jpg   17101302小発電機.jpg

参加者                小発電機

17101303説明を聞く.jpg   17101304大発電機(奥).jpg

 説明をうけているところ                       大発電機

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