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三重県立上野高等学校SPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)実施



 7月31日に上野高校の1年生理数科の生徒を対象に,身近な水について実験を通して考えてもらい, 水環境への理解を深めてもらうということを目的に実施しました。

                実習内容は,  
                          ①きき水
                          ②簡易比色計の製作
                          ③水質分析          です。
  
  きき水では5種類の水を飲み比べて,おいしかった順に順位をつけてもらいました。その後,水の味を決める要因の一つである硬度について簡易測定キットを用いて測定しました。
 簡易比色計の製作では,まず,吸光光度分析の原理,色の特性,物質の濃度算出の基本,LEDの特性などについて学びました。その後,実際に簡易比色計を分解し,組み立てました。この簡易比色計についてはこちらもご覧ください。
 午後からは,実際に組み立てた簡易比色計を用いて窒素(硝酸態窒素)とリン(リン酸態リン)の分析を行いました。試料は,雨水,伊賀市水道水,市販のボトルウォーター,伊賀市を流れる河川水(比自岐川,柘植川,久米川,往古川)です。
 昨年同様,きき水がおもしろかったという感想が多く,また水質分析では,試薬を入れて溶液の色が変化するのが好評でした。
                                         < 文責 : 研究員  紀平 征希 >
簡易比色計を分解している様子 試薬を添加している様子
試薬添加後、混合している様子 簡易比色計を使って測定している様子

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