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お知らせ

附属小学校に2回目の出前です


加藤 進 社会連携特任教授



 117日は2回目の出前です。テーマは身の回りの酸性・アルカリ性(4年~6年生、13人)です。このテーマで実施

するのも10回を超えました。だいたいの時間配分も調整できるようになりました。最近は難解とのことで、電気ペンは

省略しています。全体の流れは

   1)クエン酸・重曹の味比べ

   2)リトマス試験紙による酸性・アルカリ性の判定

   3)いろいろな指示薬(MO,BTB,PP,万能指示薬)

   4)ラーメンとうどん

   5)紫キャベツのアントシアニンを指示薬として使う

となっています。
前にも述べましたが、3)のところで、実験容器に最近で

は卵パックを使っています。そして、蒸留水をパックに

2-3ml
いれて、ディスポのスポイドで炭酸水、レモン水。

。。。を入れていました(もちろんスポイドは捨てます)

。しかし、私の進めるグリーンケミストリーからは外れて

います。
 

そこで、最近は、ダニエル電池で使った目薬ボトルを利用

しています。手順を紹介しましょう。まず図のように

   ①卵パックを用意し

   ②蒸留水(水道水でも可)を3mlほど

   ③試料を目薬ボトルで添加します

   ④指示薬を目薬ボトルで添加する

ということになります。 


つまり、レモン水、pH標準液などを目薬ボトルにラベルを貼って入れて置きます。そうして、卵パックに添加するとス

ポイドは要らなくなります。おまけに準備の時間も少し短縮することができました。ぜひともご利用ください。
 

 

 紫キャベツからのアントシアニンの抽出ですが、ピーラ

ーで切って、冷凍保し、解凍するのが定法です。しかし、

レッドキャベツ(やや赤い種類)等を利用するとあまりき

れいな色になりません。できるだけ紫キャベツを使ってく

ださい。うまく行かない場合は、禁じ手ですが。。。。ケ

ニスから紫キャベツから抽出したアントシアニンが販売さ

れています。これを使う
のも一法かと思いますので紹介し

ておきます。

 
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