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小中高大連携授業  桜丘中学校高等学校の中高大連携授業2回目

桜丘中学高等学校 中高大連携授業2回目

 6月26日(月)は桜丘学園との連携事業です。前回の山本先生の入門に引き続いて海藻をテーマに荒木先生に「微量元素特論」をお願いしました。生物体の構成元素から始まり、海水の組成へと展開し、微量元素の登場です。たとえばFe,Zn,Cu,Se....です。この中でFe,Zn,CuやSeには排水基準値があります。しかし、多量に摂取すると毒ですが、生体の維持には欠くことのできない必須元素です。生体内ではクロロフィルでは骨格構造の中心にMgが位置します。ヘモグロビンではFeが位置することになります。

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本講座では実験もお願いしました。海藻のネバネバ成分であるアルギン酸(~H型)あるいはアルギン酸ナトリウム(~Na塩)を使った人工いくら作りです。CaCl2溶液に、Na塩をスポイドで添加すると球形に固まります。もちろんこの現象は、実験温度、CaCl2濃度、Na塩の濃度や反応時間に依存します。これらをうまく利用しながら実験を進めていただきました。できた人工イクラの構造を実体顕微鏡で観察しました。海藻の分野の研究に興味を持ってくれる参加者が未来に増えることを祈って第二回目の報告といたします。

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