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児童厚生員研修会で講師をつとめました

<加藤 進 社会連携特任教授>

 7月6日、三重県総合文化センターで見出しの研修会(モノ作り・遊び講座)の講師をしました。
 総勢52人です。
 講座は、第一部では、30min、
身近な主に【空気を使ったサイエンスショー】をしました。
 ①空気砲、②空き缶つぶし、③超能力めがね、
 ④マグデブルク半球、⑤アルコールロケット、
 ⑥大きな風船と小さな風船、⑦浮上する円盤(ベ  ルヌーイの法則)、⑧電気クラゲ、⑨スーパーボ  ールの不思議、⑩空気の重さとは です。
 身近なサイエンスショーを実施して、指導者の目で見、体験して、今後に活用できるようにしました。
【空気を使ったサイエンスショー】の様子
 

第二部では、4種類の工作です。

 一番目は私の好きな【♡ハートがいっぱい♡】です。
 ホログラフィックフィルムを使い、フィルムを通して点光源を見ると、ハートのマーク(右写真)が浮き出るものです。
 作るのは簡単ですが、フーリエ変換とフーリエ逆変換を利用した原理は極めて難しいものです。
【ハートがいっぱい♡♡】
 二番目は【静電気ボール】です。
 夏は湿度が高くこの業界では「夏には静電気の実験をするな!」が常識です。
 しかし、抑えるべきところを抑えると「静電気」も扱えます。
 発砲スチロール球がスチコップの中で浮かんでいるのが見えるでしょう(左の写真)
【静電気ボール】
 三番目は三月に開催した「こども大学」(伊賀)でも行った【丸助】です。
【丸助】
 最後が高学年向きに準備した【コヒーラ受信機】 です。(左写真)
 コヒーラとはモノが「くっつく」という意味です。
 この実験ではアルミホイルを使います。
 アルミの表面は薄い酸化膜で覆われている
(つまり電気抵抗が高い)ことを巧みに利用した工作です。
 そして球形に近いのでアルミホイルの玉同士の接触面積は少なくなってしまいます。
 したがって、回路が閉じているにもかかわらず
LEDは光りません。
 しかし、この近くで圧電素子からスパーク(電磁
波)を飛ばすと・・・あっれれ!LEDが光ります!
 無線電信の元となった現代風の実験です。
【コヒーラ受信機】

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