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伊賀市立西柘植小学校でプログラミング研修会(その2)プログラミングスイッチの活用

問題は6年生の理科における電気への応用です。ここではScratch2で使えるセンサーやActuatorを紹介します。その前に筆者が持っているActuator等を示します。特徴もまとめておきました。

西柘植小6.png

犬ボードは安価で、driverも見た目には必要ありません。LEDを点ける以外にもモーターなどを回すこともできます。ただし、いわば裏技的に使うのでやや小学校では・・・とPnP-sound deviceを利用します。この設定がパソコンによってまちまちなので戸惑うことがあります。

その点、ネコボードはINのみですがいろいろなsensorを積んでいます。MIC,照度、抵抗センサー等です。Switch scienceはカタログ(web)以上のケアーはしてくれません。不具合いは自分で対処(Windows8.1にはうまくinstallできません)する必要があります。また、抵抗センサーの利用法が今一つはっきりしません。知識のある人は、ネコボードでおおむねプログラミングスイッチのように使用が可能です。

加藤式のLED-driver(+)はOUTのみでScratchでLEDを制御するためものです。Webの記事をRemixしました。改良点は電池をCR2032にしたこととケースに入れて持ち運び性をあげました。すこし回路に工夫を加えるとSolar motor程度なら操作は可能です(かなり調整が厄介!)。なんといってもお勧めのポイントはi-padでも使えることです。したがってドライバーは全く必要ありません。

最後のプログラミングスイッチ(PGSW)は何といっても高価、さらに管理者権限でソフトをinstallしなければならないことが問題点です。ここがクリヤーできる学校にはお勧めです。ちょっとしたクセがあるので注意!(私に問い合わせてください)。

 ここには載せませんでしたがラズパイ3B+を買えば、デフォルトでScratch2とScratch1.4が入っており、GPIOの端子が具備しているので苦労は減ります。ただし、AD変換は基本的にできないので注意です。

西柘植小7.png

西柘植小8.png

コマンドは英語ですが、

Set GPIO〇to OUTPUT High/LOW

GPIO〇is High?

の2種類です。したがってデジタル出力ならsensorの利用が可能です。たとえば人感sensorは活用できます。

比較的簡単に使えるのはPGSWで「手引きにあるON-OFF」などは図のようなコマンドで簡単に処理ができます。

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