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第6回南伊勢町大江地区獣害対策ワークショップを開催しました。


教授 山本 好男

 第6回大江地区獣害対策ワークショップを12月2日(日)に開催しました。

 今回は獣害対策先進地視察として、伊賀市下阿波地区の追い払い等への取り組み及び現地の視察を行ないました。

 大江区公民館に9時30分に集合、バスにて出発、伊賀市内のさるびの温泉で、昼食後、13:30頃、下阿波区公民館に到着しました。

 下阿波区公民館では、下阿波地区獣害対策委員会委員長の米岡道雄氏から下阿波地区における地域ぐるみの追い払いや恒久柵の設置が効力を発揮し、今では畑等の柵やネットなしで野菜等が栽培できるようになったことなどについて説明を受けました。(写真1・2)

 また、県農業研究所の山端研究員から下阿波での取り組みについて追加説明を受け、質疑応答も活発に行われました。

 その後、畑や恒久柵の敷設現場を視察し、獣による被害の推移などについて説明を受けました。(写真3・4)

 集落を恒久柵で囲い込み、地域ぐるみで徹底した追い払い、根気強く追い払いを行ったことが獣による被害の低減に繋がっているとのことでした。

 集落ぐるみの追い払いで被害を解消した伊賀市下阿波地区などの追い払い方法
  ①サルを見たら集落の住民に知らせる
  ②その場所にみんなで集まる
  ③群れが集落から出るまで追い払いを続ける


 さらに、往復のバスの中では、暮らしを守る獣害対策シリーズ(企画・制作:農文協)の①獣害に強い集落づくり、②田畑の上手な囲い方、③イノシシの捕獲と解体についてDVDによる映像学習を行いました。

 今後の大江地区での獣害対策に役立てて行きたいと思います。
 下阿波地区の皆様、中部電力の皆様、大江から参加の皆様、お疲れ様でした。

               (写真1) (写真2)
 (写真1・2)下阿波地区獣害対策委員会米岡委員長から説明を受ける参加者       
(写真3) (写真4)
   (写真3・4)現場視察 : 恒久柵前で説明を受ける参加者 。この恒久柵が地区周囲に敷設されている       
                   
                                    

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