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県内初の未利用間伐材買取り事業(第2回)を見学

<山崎忠久 産学関連アドバイザー、土屋竜太 研究員>

伊賀地域木質バイオマス利用推進協議会主催の事業が3月9日にマルタピアで実施されました。
受け入れ状況の最終結果を、伊賀農林環境事務所森林・林業室において、3月18日に聞き込み調査した結果は以下のとおりです。

搬 入 車 両: 45台(前回+20台)
搬   入   量:  35.23㎥(前回+9.537㎥) 1976本(前回+478本)
搬入材の内訳: 1976本の内、1m材963本、2m材764本、3m材152本、4m材97本であった。
           丸太直径は、平均9.5㎝、最小~最大6-38㎝であった。(前回(9,3㎝、6-34)とほぼ同じ)。

          搬入車一台あたりの材積は、0.783㎥/台、本数は43.91本/台であった。

考えられる問題点として、

 (1) 様々な長さの材が混入しているため、その仕分けのために機械力と人手が必要となる。
 (2) 丸太末口の向きが不揃いであり、丸太径の確認に人手と時間がかかる。
 (3) 今回は材の重量から材積の算出を試みていたが、材の含水率が測定されていなかった。このため、含水率
     の材ごとでのばらつきが重量に影響を与えていた、従って算出材積に影響する恐れがある。
 (4) 広葉樹と針葉樹でのみかけの比重がことなることから、両者の違いが材積の算出値に影響する恐れがある。

ことなどが挙げられる。

 
     
 重量測定装置    測定の様子
 材重量=材積載時の車両重量)-(空車時の車両重量)
     
 搬入の様子    このような長い材もありました。

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