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二見浦小学校に出前授業です

 2月17日(土)は伊勢市の二見浦小学校(5年生、75名)に出前です。テーマは最近要望が一番多い「電磁石入門」です。もうこのテーマで15回以上実施しました。自作の教材を使うので、どうしても堅牢性に問題が出てきます。電磁石が一番問題でした。これまでは、鉄くぎを焼きなまししてから銅線を6m巻いて使いましたが、0.26mmφの銅線(ホルマル線)を利用しているので子供たちには使い方が難しかったようです。

2018.2.17二見浦01.jpg 写真1

そこで、教科書にあるようなボルトにつば(発泡スチロール)を付けて0.26mmφの銅線を8m巻いて作りました(写真1)。電池につける端子には工夫をこらして、ブレッドボード用のテストピン先を利用しました。今回は、使い初めでしたが極めてスムーズに実験ができました。 

2018.2.17二見浦02.jpg 写真2

 この講座では、電磁石の応用に、①ベル、②スピーカーと③モーターを紹介します。モーターとして利用している3極モーターです(写真2)。教科書で採用されている2極モーターでは手で回転を与えないとうまくまわりません。あモーターをあまり長く回すとすぐに電池がなくなります。1分以内にしておくのが電池の消耗を防ぐコツです。

2018.2.17二見浦03.jpg 写真3

 この講座の重要なポイントは、コイル、磁石、発電ということです。コイルの中で磁石を動かしてLEDを点灯させます(加藤式発電機、写真3)。最後は、発電現象をガルバノメーター(検流計)の針の振れで確認するやや高度な実験で終わりです。今回はちょっとゆっくりやってせいか、55分ほどかかりました。

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