忍者 狼煙研究(ふたたび天ケ城跡に登る)

2019.1.18

1月14日は神吉(松阪山城会)氏と天ケ城跡に。というのは2月7日に恒例ののろしを阿坂城跡で上げるので、天ケ城跡からの見通しの有無の確認でした。台風のおかげで道は相当荒れていました。尾根沿いに上りました。この城の標高は430m程度です。しかし頂上は寒かった。北側に木立の隙間から阿坂城跡が確認できました(写真1のやや白っぽく見える部分)。距離は3kmです。カシミール3Dで見通しを計算すると、ばっちり見えます(図1)。さらに、主郭からのカシバードによる合成写真でも鉢ゲ峰の右に見えます(図2)。

阿坂城跡01.jpg

                             写真1                              

図①.png

図1  カシミール3Dによる見通し計算    

カシミール図2.png

図2 カシバードによるCGによる阿坂(桝形山)

これで、風向にもよりますが、阿坂城跡ののろしがみえることになりました。また、大きな谷沿いの道(与原を経て多気につうじている)の向こうには伊勢寺城跡があります。これも計算するとCGで相互に見えることが分かりました。

 今日は嬉しいことがありました。天ケ城の主郭で別ルートで見えた桑名からの山城訪問者に出会いました。何と!私が、このページで以前に描いた"天ケ城"の記事をプリントアウトして見せてくれました。どこかで役に立っていると思うと嬉しいものです。しばらく記事が中断していましたが、これに気をよくして、溜まっている情報を提供する予定です。ご期待ください。