平成27年度第1回森林体験学習会

2015.8.24


荒木 利芳 社会連携特任教授


平成27年8月24日(月)、台風15号と16号が日本へ向かっているとのことで、天気が心配されましたが、風も無く、快晴に恵まれた中で

、子供11名、大人16名が勝地の里山に集合し、山と川で森林体験学習をおこないました。
 
集合写真

久松副所長の挨拶の後、坂上自然観察指導員によりビオトープやコ

ナラのひこばえなど樹木についての話がありました。次いで山田自然

観察指導員により木々やビオトープ、下草などにいるバッタやトンボ、

アメンボウなどを捕まえて、虫眼鏡で観察したり、様々な昆虫について

の興味深い話に子供だけでなく大人も熱心に聞き入っていました。 

 最後に加藤特任教授により竹で水鉄砲作りをしました。穴をあけた

竹筒にうまく入るように棒にタオルを巻き付け、糸で縛って心棒を作り

ます。 次に竹筒をバケツの水に入れて布を巻いた心棒で水を吸い                               

坂上自然観察指導員による
樹木の話
上げ、さらに心棒を竹筒に押し込むと水が勢いよく飛び出し、あちこち

で歓声が上がりました。出来上がった竹の水鉄砲を持って、みんなで

近くの川へ移動しましたが、着くとすぐに水鉄砲でいっせいに水の掛

け合いがはじまりました。川のせせらぎと木々を通り抜けるさわやか

な風と水の掛け合いの大歓声で暑い夏を吹き飛ばすような勢いでし

た。

山田自然観察指導員による
昆虫についての話
 また、今回の学習会ではいろいろな発見がありました。例えば、オ

オサンショウウオを見たという情報が小学生2名から寄せられました。

それで、現場に直行しましたが、すでに深みに逃げてしまって、残念な

がら写真を撮ることはできませんでした。 
 
昆虫を観察中
また、卵を腹に抱えた沢ガニを採取し、容器に入れて観察していると

赤ちゃんガニが何匹も孵化してきて、子供たちも大喜びでした。また、

最近では珍しくなったオニヤンマを山田指導員が執念で捕まえ、虫眼

鏡で目玉などをじっくりと観察しました。

 子供たちは皆ずぶ濡れでしたが、昆虫採集などでも収穫があり、満

足な様子で家路につきました。皆さま本日はお疲れ様でした。 

加藤特任教授による
竹の水鉄砲つくり 
 
竹の水鉄砲で、水のかけあい
                         
          竹の水鉄砲                                   川の生き物観察
 
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