伊賀地域の山から新しい社会を!!

2015.11. 4

山﨑 忠久 社会連携アドバイザー

久松 眞  伊賀研究拠点 副所長



 

 これからの社会に適した林業は、特に伊賀地域の山をどうしたらよいのかを勉強する「伊賀の林業を考える会」が発

足して3年目をむかえました。114日(木)には発足してから22回目をむかえた勉強会がゆめテクノ伊賀3階の会議室

(テクノホール)で開催されました。三重大学大学院生物資源学研究科坂本竜彦教授から、伊賀地域の山に適した木材

の有効利用を考えていくにはどのような対応や考え方の変更が必要かなどを中心に説明がありました。良い建材を生産

することにこだわってきた林業から、エネルギーや生活資材の原料供給、さらには住よい安心安全な地域環境も視野に

入れ伊賀の山や林業を変えていく必要性を強く協調されました。今すぐにできることではありませんが、そのような方

向性を皆が理解して日本の社会を変えていく共通認識が地域活性化につながっていくのだなと言うことが分かりました

。また伊賀の林業を考える会とは別に里山整備の活動を月2回のペースで進めています。活動内容はホームページで紹

介していますので見てください。

 

 
                  
                    セミナー風景                      坂本先生の講演の1コマ   

 一方、今年の26日(金)には、第13回三重大学発産学官連携セミナーin伊賀のセミナーで坂本竜彦教授から「持

続可能な未来~環境・エネルギー・地域内循環~」というタイトルで基調講演をいただきました。1016日(金)には

バイオマスセミナー現地研修会を開催し、木材チップを利用したバイオマスの多様な熱利用について松阪市嬉野の辻製

油(株)内に設置されているボイラーと隣接しているミニトマトの植物工場(うれし野アグリ)を見学しました。また

、来年の125日(月)午後2時からはゆめテクノ伊賀テクノホールにて伊賀の林業組合の新年会で坂本竜彦教授がさ

らに突っ込んだ講演をしていただく予定です。このような一連の活動をさらに発展させ、伊賀地域の山から新しい社会

を発信していきたいと考えています。

 


        
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