第1回里山整備

2016.5.24

荒木 利芳 社会連携特任教授

 平成25-27年度は伊賀にある勝地の里山と坂下の竹林を整備してきましたが、本年度からは伊賀市出後地区の山林を整備する予定です。5月24日に5名参加のもと第1回里山整備を行いました。この山は雑木林と竹林がありますが、本日は雑木林の中に侵入してきている竹と密集している雑木林のなかの細い木をチェンソーを使って伐採しました。竹は枝を払って適当な長さに切断して集積し、伐採した細いヒノキは剥ぎ棒で皮を剥ぎ乾燥させるためにしばらく放置させます。皮を剥いだヒノキは白い美しい木肌が現れ、ヒノキの香りとともにすがすがしい気分になりました。木が立っているときはそれほど見栄えがしませんが、皮を剥いだ白木は山の中で輝きを発しているようで、大変見応えがあります。現在は、このような白木を内包した細い木、中くらいの木それに大木が全国の山々で莫大な量放置されていることを考えるともっと山に注意を向ける必要性が強く感じられます。


出後地区竹林・雑木林の遠景

参加者

竹の玉切り


ヒノキの間伐

竹の玉切り

伐採竹の集積