第4回里山整備

2016.7.20

荒木 利芳 社会連携特任教授

 第4回里山整備は8名の参加者のもと7月20日に伊賀市出後地区の山林で行いました。梅雨が明けて日照りが厳しい日にもかかわらず、雑木林の中は木陰と吹き抜ける涼しい風で作業は予想を上回るペースで進められました。本日の予定は山の中腹にある岡山氏城跡の整備とそこへ至る山道造りです。草や灌木に覆われた道無き道を登っているとマムシが出迎えてくれました。それで、山のベテランの人が長い木でマムシを取り押さえようとしましたが、木の室に逃げられてしまいましたので、十分に土を固めて閉じ込める作戦に出ました。さらに城跡に向かって登っていくと2匹目のマムシが迎えてくれました。それで、草刈り機を持ってた人が2匹目を切断し、ホッと一安心しているとすぐ近くに3匹目が潜んでいました。かなり胴回りが太いマムシで、少しかわいそうな気もしましたが、なんとか退治することができました。マムシも毒さえ持っていなかったら、もっとスムーズに共存できるのですが。

 目的地に着くと落ち葉が敷き詰まった平らな広場があり、マツやコナラ、スギやヒノキの木々の間に灌木やササなどが生えていましたので、それらを伐採することにしました。伐採した木や枝葉は広場の端の4カ所に積み上げて作業を終わりました。広場は残った大きな木々の間がすっきりし、日も良く当たるようになりました。ただ、積み上げた枝葉がマムシの巣にならないとよいのですが。

 次いで、この城跡に至る山道に繁っている草や灌木を刈ると登るとき苦労した山道も大部歩きやすくなりました。このペースで行くと岡山氏城跡と通じる山道の整備は予定より早く終わりそうです。


ササや灌木などが茂った山城跡

灌木の伐採

灌木の伐採


枝落としと幹の裁断

刈り払われた山城跡

刈り払われた山城跡


山道の灌木伐採

山道の整備

参加者