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お知らせ

【尾鷲甘夏プロジェクト】古木の伐倒・剪定を行いました

尾鷲の特産品である甘夏の放置果樹園の維持管理について考える尾鷲甘夏プロジェクト。
働き手の高齢化は深刻な問題ですが、その一方で、果樹そのものの高齢化も進んでいます。およそ50年前に一斉に
整備された尾鷲の甘夏果樹園では、一度も果樹の更新が行われていない古木の果樹園が多く、数年で枯れ果ててしまう
とみられている果樹園が点在しています。一番の問題は、専門的な指導のもと、適切な剪定が行われてこなかったこと。
また、果樹園内に放置された雑木との競争も、果樹にとっては余計な負担です。

この日は、専門家の指導を受けながらの剪定および雑木の除去を行いました(図1)。作業には果樹栽培に興味のある
学生も参加し、貴重な学びの場となりました。剪定木は薪として持ち帰ってもらうなど、資源として有効活用しました(図2)。
様々な繋がりの中で、今の地域、これからの地域に合った果樹栽培の仕組みを模索しています。

                                       実施日:2017年12月4日
                                        報告:東紀州サテライト研究員・山本

図1:本学学生も参加し甘夏果樹剪定を行っている様子 図2:剪定した枝を薪として有効活用

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