北勢サテライト「健康福祉システム開発研究会」第6回を開催しました

2020.1.28

2020年1月17日(金)17時より、三重大学北勢サテライトの企画として、鶴岡信治教授が代表を務める北勢サテライト「健康福祉システム開発研究会」の第6回を開催しました。




本研究会は、主に企業、学校(教育機関)等を対象としており、国内において今後益々進むと予測される高齢化社会でも、高齢者の人たちが健康で健やかに生活できる環境を支援し、解決していく方法を考えることを目的としています。第6回となる今回の研究会は、企業、教育関係者、大学生等を中心に、総勢17名の参加があり、今年度の本研究会の締めくくりに相応しい盛況ぶりとなりました。




研究会の冒頭では、代表を務める鶴岡教授が第6回開催にあたり挨拶を行った後、参加者による研究内容の紹介を行いました。今回は三重大学工学研究科で学ぶ4名の大学院生による発表となりました。





1)三重大学大学院工学研究科機械工学専攻 勝村 一優 さん

「転倒防止を実現するサイボーグ義足の開発」

近年、下肢を切断する方の増加に伴って義足の需要が高まりとともに、膝折れによる転倒を防止する様々な膝継手が開発されているが、歩行と立位の安定性を兼ね備えたものは開発が進んでいないため、転倒を防止する新たなロボット義足の開発について紹介がありました。






2)三重大学大学院工学研究科機械工学専攻 楊 来郡 さん

「ロボットアーム操作用タッチスクリーンのための誤操作防止フィルタの開発」

日本における肢体不自由者の中で、車椅子生活やベッド上での生活を余儀なくされる方が多いことに触れ、QOL向上の実現に向けた、操作性の高い車椅子搭載ロボットアーム操作システムの開発の必要性及びスマートフォンを利用した操作システムについて紹介がありました。




3)三重大学大学院工学研究科電気電子工学専攻 川口 大貴 さん

「対側肢および上体による下肢筋力測定に対する影響の検討」

下肢筋力測定に対して影響を及ぼす要因の検討のため、対側肢が椅子の座面で踏ん張ることによ る対側肢の力や、背中で椅子の背もたれを押すことによる上体からの力が測定に及ぼす影響の検討方法や評価装置について紹介がありました。






4)三重大学大学院工学研究科電気電子工学専攻 北俣 康介 さん

「底背屈時の足関節弾性トルクのモデリング」

脳卒中等の後遺症として発症し、伸張反射の増強を主体とする筋緊張が亢進した状態である痙縮に対し、治療方針を決めるために定量的な評価が必要として、先行研究の事例も交えつつ、弾性トルクに着目した研究の紹介がありました。




質疑応答では発表者に対して多くの質問が投げかけられ、活発な意見交換が行われました。



研究会の最後には、今年度限りで三重大学を離れる鶴岡教授に代わり、4月から研究会の代表を務める駒田教授から挨拶があり、第6回健康福祉システム開発研究会は幕を閉じました。




健康福祉システム開発研究会の今年度のプログラムはすべて終了致しましたが、2020年度も継続して開催を予定しております。引き続き、本研究会への多くの皆様の参加をお待ちしております。



以上