北勢サテライト「健康福祉システム開発研究会」第8回を開催しました

2020.10. 5



2020年9月18日(金)17時より、三重大学北勢サテライトの企画として、駒田教授が代表を務める北勢サテライト「健康福祉システム開発研究会」の第8回を開催しました。




本研究会には主に企業や大学等の関係者らが参加し、超高齢社会において、高齢の方々が健康で健やかに生活できる環境を支援し、解決していく方法を考えることを目的としています。

今年度2回目の開催となる今回も、新型コロナウイルス感染症の影響から、Zoomを活用したオンライン形式での開催となりました。研究会の冒頭では、参加者の自己紹介、代表の駒田教授から挨拶を行った後、参加者の研究内容の紹介を行いました。




1)三重県産業支援センター 事業部 技術支援課 増田峰知 氏

「三重県産業支援センターの医療機器開発支援」

日本や三重県の医療機器市場の現状に関する説明に始まり、三重県産業支援センターが携わる医工連携に向けた取組について、組織内の推進体制や過去の支援事例なども交えて紹介されました。また、資金の確保は産学官連携の課題の1つであるが、補助金等を活用することにより、単なるお金だけではない効果が得られるとの説明がありました。




2)藤田医科大学 保健衛生学部 リハビリテーション学科 准教授 武田湖太郎 氏

「手の心的回転課題時の運動イメージとリハビリテーション」

上肢麻痺患者に対するリハビリの選択肢は少なく、中でも有効とされている運動イメージ訓練は、想像していることの確認やイメージの量を評価することが難しいとされています。より確実の上肢の運動をイメージするタスクとして 武田先生は手の心的回転課題(HMRT:Hand Mental Rotation Task)を用いた実験を行っており、具体的な実験方法などの紹介がありました。また、将来的にはVRの介入により、より運動イメージがしやすい内部状況に誘導することも見据えているとの説明がありました。




3)鈴鹿工業高等専門学校 機械工学科 打田正樹 准教授

外部資金の獲得も見据え、上肢リハビリ支援システムの普及に向けた研究を行っていることについて説明がありました。上肢のリハビリに用いられる様々なロボットや、コロナ禍で対面での直接の接触が難しい状況の中で、遠隔で力のやりとりができるシステムの開発や実用化を見据えた研究が紹介されました。




4)鈴鹿医療科学大学 医用工学部医用情報工学科 鶴岡信治 教授

「食事の前後の画像認識を使用したスマート健康食支援システムの提案」

画像処理、文字認識などの人工知能(AI)を利用し、摂食量の高精度自動計測の方法を確立し、健康な食生活を助言するスマート健康食生活支援システム(SHDSS:Smart Health Diet Support System)の研究開発に向けた構想が披露され、本構想に関心があり希望があれば、協力者に加えることも検討する旨が申し添えられました。

また、次回の研究会では、新型コロナウイルスの状況も注視しつつ、鈴鹿ロボケアセンター㈱の見学会を予定していることについての報告と参加者募集のお知らせがありました。




次回の第9回「健康福祉システム開発研究会」は、11月20日(金)の17時から、鈴鹿医療科学大学白子キャンパス内の鈴鹿ロボケアセンターの見学会を予定しております。次回研究会への多くの皆様の参加をお待ちしております。



以上