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お知らせ

アカデミックフェアーに参加しました

加藤 進 社会連携特任教授 久松副所長

 217日は恒例のアカデミックフェアーです。去年に引き続いて2回目の参加です。今回は社会連携センターの地域

貢献事業の予算を利用し開発した「リードスイッチモーター」です。小学校5年生ではいまごろ電磁石を学習します。

そして発展学習として電磁石を使った直流モーターを学びます。その章の終わりにはクリップモーターなどを製作する

学校もあるようです。しかし、この単元では直流モーターで重要な整流子とブラシの説明はありません。したがって、

モーター回転現象を説明することがきわめて難しい現状で、現場の先生方からいい方法は無いかとよく相談されます。
それならばと開発したのが、以前にも紹介したリード

スイッチ(RS)を利用したRSモーターです。もう、こ

のモーターの完成度ですが100人近い参加者に製作し

ていただきましたが99%は成功しております。
RSは写真のとおりガラス管の中にリードが挿入され、磁

石が近づくと接触し回路はONになり、遠ざかると接触が

離れて回路はOFFになります。したがって、電磁石を永久

磁石の代わりに利用し、固定コイル(界磁)に接近した

時にコイル電流をながして磁化させ、離れたら消磁する

ことができます。このいみでタイミングモーターとも本

モーターは呼ばれます。
この写真では紙製のローター下に界磁は隠れています。

簡単な装置で回転数を測ると1600rpm程度でした。もち

ろんコイルに並列に極性に注意してLED(赤)をハンダ

で挿入すると点滅します。これはコイルの自己誘導起電

力です。ここまでくると高校物理の教材で、高校の先生

からは「是非譲ってくれ!」と言われます。回路は写真

でわかると思います。
 
興味のある方はご連絡ください。なお、フェアーの情報は、三重大学HPでも見る事ができます。

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