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お知らせ

賀田小・輪内中「小中9年間外国語学習」の取組!

東紀州サテライトと尾鷲市教育委員会が、賀田小学校と輪内中学校において9年間の英語力・コミュニケーション力の向上でグローバル(世界)でもローカル(地元)でも活躍できるグローカルな人材育成を目的に、3年前から共同研究を行っています。

二つの学校の活動を紹介します。

①台湾の小学校との交流   ~尾鷲市立賀田小学校~

令和3年12月8日(水)、令和4年1月18日(火)に、賀田小学校6年生と台湾高雄市興達国民小学校6年生が、オンライン交流授業をしました。

1回目の交流では、自己紹介ゲームをし、英語でクリスマスの歌を一緒に歌いました。

☆「一番心に残っていることは、前に出て台湾の人たちと話したことです。もっと英語で自由に話して交流したい。」

☆「送った折り紙を喜んでもらえたこと、『なだそうそう』を日本語で歌ってくれたこと、クリスマスカードの交換、ゲームなども楽しかった。」

2回目の交流は、1学期に学習した「Welcome to My Town」の題材で、それぞれの児童が尾鷲市や賀田地区の紹介ポスターを作成し、台湾の小学生は、高雄市の紹介動画を作成し、お互い英語で発表しました。

★緊張したけど、ジェスチャーをつけてしっかり言えて伝わったので良かった。台湾では鳥を大事にしていることもわかった。また英語で交流したい。

★英語が速すぎて聞こえなかったけど、写真を見て分かった。台湾の映像での紹介がすごかった。図書館の壁が白く、植物があってデザインもかわいくすごくおしゃれでした。

★「五角形なのになぜ六方焼き?」と聞かれ困った。でもミステリーで伝わったのがすごいと思った。台湾の町の様子や文化が知れて楽しかった。

本交流は、「9年間英語力向上カリキュラムに取り組んできた集大成として、『英語が通じた』と実感させたい」という賀田小学校の先生方の熱い思いでスタートし、三重大学東紀州サテライトを通して、関係者(三重大学、三重県観光局、日本台湾交流協会高雄事務局)が協力して実現しました。

賀田小の児童にとって、ICTを活用することによって海外の同年代の子どもと英語で交流する貴重な学習の機会となりました。

この体験を通じて「もっと英語が話せるようになりたいので、中学生になっても英語学習に一生懸命取り組みたい」という声が多く聞かれました。

②3年目の英語発表会    ~尾鷲市立輪内中学校~

輪内中学校では、英語での発表会に取り組んで3年になります。

本年度は令和3年12月17日(金)に、「英語発表会」を開催し、英語のスピーチや合唱、ダンス、アメリカの手話などを発表しました。

今回は、小中連携の一環として、賀田小の3年生以上の児童が見学しました。

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