熊野の海岸沿い~七里御浜~獅子岩~花の窟(いわや)~

2021.2.17

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東紀州教育学舎のある熊野市木本町の国道の目の前には熊野の海が広がっています。

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熊野灘に面した海岸線は七里御浜と呼ばれ、熊野市から紀宝町まで全長約22kmにわたって広がっており、砂礫海岸としては日本一の長さ。

「世界遺産(浜街道)」「日本の白砂青松百選」「21世紀に残したい日本の自然百選」「日本の渚百選」「日本の名松百選」と数々の景勝地として選ばれ、その昔、熊野詣でをする人々にとっては「浜街道」として、西国三十三所を目指す巡礼者が多く歩いたことから「巡礼道」とも呼ばれています。

また、ウミガメの産卵地としても知られています。

夏には多くの観光客を集める熊野大花火大会の会場にもなっていますが、昨年は中止されました。

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世界遺産、そして天然記念物及び名勝「獅子岩」は、地盤の隆起と海蝕現象によってうまれた高さ約25m、周囲約210mの奇岩です。

昔から南側に位置する神仙洞の吽(うん)の岩(雌岩)に対して阿(あ)の岩(雄岩)と呼ばれ、井戸川上流に位置する大馬神社の狛犬でもあり、このため、大馬神社には今も狛犬が設置されていないそうです。

獅子岩の近くには花の窟神社があります。

看板.jpgIMG_8130.jpg無観客なのに.jpg

世界遺産「花の窟」は、720年(奈良時代)に記された『日本書記』の神代第一で「国うみの舞台」として登場する日本最古の神社です。

日本一長いともいわれている約170メートルの大綱を岩窟上45メートル程の高さの御神体から境内南隅の松の御神木にわたし掛け替える毎年2月2日と10月2日の「お綱掛け神事」は、太古の昔から行われており「三重県無形文化指定」されています。

祭神は、「イザナミノミコト」「カグツチノミコト」です。

他の神社と異なり社殿がなく、ご神体が高さ45mの岩(窟)で、太古の自然崇拝の遺風を漂わせています。

花の窟の名は、季節の花々で神をお祀りしたことに由来するといわれています。

縄と花.jpg花の巌飾り花.jpg取材を受ける宮司さん.jpg

今年2月2日の春の例大祭、日本書紀にも記されている「お綱掛け」行事は、コロナ禍の影響で中止となりました。

代わりに、花を添えたお綱を境内に張り巡らし、関係者のみで神事がとり行われました。

神社によりますと「お綱かけ神事」は1300年前から続いていますが、書物に残る限り、中止となるのは去年の秋の例大祭に続き2回目ということです。

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