北勢サテライト「健康福祉システム開発研究会」第2回を開催しました。

2019.5.27

 2019年5月17日(金)17時より、北勢サテライト知的イノベーション研究センターにおいて、鶴岡信治教授が代表を務める北勢サテライト「健康福祉システム開発研究会」の第2回を開催しました。

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 本研究会は、健康福祉に関するシステム開発を目指し、主に企業、学校(教育機関)等を対象とし、国内において今後益々進むと予測される超高齢化社会で、高齢者の人たちが健康で健やかに生活できる環境を支援し、高齢者が抱える課題を解決していく方法を提案し、社会実装することを目的としています。第2回の研究会には、企業、教育関係者、地方公共団体職員、大学生等を中心に幅広い層の方にご参加頂き、第1回からさらに規模を拡大して総勢21名となりました。

 研究会の冒頭では、第2回開催にあたり鶴岡教授より挨拶があり、その後、参加者の自己紹介が行われました。続いて、新規参加者による研究内容の紹介が行われました。

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1.新規参加者の研究内容の自己紹介

1-1)三重大学大学院工学研究科 電気電子工学専攻 駒田 諭 教授

 研究を行う上での目標として、以下の2点についてご説明頂きました。
  ①超高齢社会に対して、高齢者が自立生活をするにはどうしたらよいか。
  ②少子高齢化に対して、労働力が減り、高齢者が増えているので、人間環境化で人間の作業を代替できるロボットはないか。
 さらに、具体的な研究内容として、ロボットに関する研究及び下肢運動機能に関する研究をご紹介頂きました。

1-2)三重大学大学院工学研究科 電気電子工学専攻 川中 普晴 准教授

 まず、AI(Artificial Intelligence:人工知能)とはどんなものなのかをご紹介頂き、高齢者と認知症について、AIを使った文字認識、画像処理にフォーカスした認知症チェックテストの研究についてご紹介頂きました。
 そして最後には、介護、ものづくりにおけるAIと産学連携が将来どうあるべきかについて、「膨大なデータを自動的に吸い上げる仕組みが重要であり、それが出来れば、色々な所と連携しながら研究のサイクルを回していくことができると考えている」とのご説明を頂きました。

1-3)三重県戦略企画部 戦略企画総務課 中山 峰雄 様 他

 「テクノロジーの向上が色々な人を幸せにすると考えており、このような研究が進んで行くことを期待している」とのお話がありました。

1-4)三恵工業株式会社 開発部 部長 安田 府佐雄 様

 「環境」というテーマに世の中がまだそれほど注目していなかった1990年代半ばころから、環境に配慮した製品づくりを行っており、国産のパイプ椅子では全国シェアNo.1となっていることや、医療福祉関係では、姿勢保持をテーマにした医療用の椅子、高齢者用の車椅子、農業関係で足の不自由な方にも作業できるような椅子づくりを行っていることについてご紹介頂きました。
 続いて、「地球環境、森林資源にも配慮し、高齢者が安心して生活できるようなものや、労働環境面では、デスクワーク、現場作業の方がいつまでも健康で楽しい暮らしができるよう、QOL向上を目指した商品開発を行っており、これからも新しいライフサイクルを創造し提案を続けていきたい」とのお話がありました。

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2.研究会の資料等の保管と情報共有方法

 開催した研究会の資料の電子ファイルを共有できるように、Google Classroomを利用し、「健康福祉システム開発研究会」を設置したことを報告し、研究会の参加者を登録することを了承しました。

3.大型研究費の紹介

 今後は、産学連携による研究会のプロジェクトとして、大型の予算申請を見据えた動きも進めていきます。そのためには、連携をより強く、役割分担を明確にする必要があります。本研究会を活用し、健康福祉システム開発を加速させ、より良いものを作れる流れを起こしていきたいと考えています。

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 研究会終了後は、中華レストランにて懇親会を実施し、より深い意見交換を行いました。

 次回の第3回「健康福祉システム開発研究会」は、7月19日(金)の17時から開催されます。本研究会への多くの皆様のご参加をお待ちしております。