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お知らせ

「令和4年度 四日市市民大学 21世紀ゼミナール」第2回を開催しました

令和4年9月17日(土)、四日市市にあるユマニテクプラザの研修室において、令和4年度2回目の「四日市市民大学 21世紀ゼミナール」(四日市市からの委託事業・北勢サテライトが企画運営)を開催しました。

今年度は、「ウイズコロナの時代を乗り切る知恵...多方面の研究から学ぼう」を統一テーマに計5回の講座を予定しています。三重大学の行う多種多様な学術分野の研究を切り口に、新型コロナウイルスという試練と戦い、この時代を乗り切るヒントを市民の皆様と共に探し、考えます。(第1回の様子はこちら

2回目の講座は、「コスモポリタンの哲学者・カント」と題して、三重大学人文学部の田中綾乃准教授が講師を務め、28名にご参加いただきました。


「哲学」というテーマに対して難しそうだという印象をもつ受講者も多いようでしたが、講座の前半では、昨今のコロナ禍での生活にも触れ、実生活とリンクさせることで、哲学の世界へ引き込まれました。後半は、思想の大転換が起こった激動の18世紀のヨーロッパと、その時代を生きたカントについて学びました。ケーニヒスベルクで一生を過ごしたカントが追求した、哲学や人間観の幅広さに触れる貴重な時間でした。


これまで当然だと思っていたことを問い直すことが哲学的な営みであるという田中准教授の言葉を受け、身近にある哲学に触れて思いを巡らせる、暑さも和らぐ仲秋にぴったりの講座となりました。

次回は、10月15日(土)に「目は口ほどに物を言う 魚とイカの眼から学ぶこと」(講師:三重大学生物資源学部 宮﨑多惠子准教授)を開催予定です。

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