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「令和4年度 四日市市民大学 21世紀ゼミナール」第4回を開催しました

令和4年11月19日(土)、四日市市にあるユマニテクプラザの研修室において、令和4年度4回目の「四日市市民大学 21世紀ゼミナール」(四日市市からの委託事業・北勢サテライトが企画運営)を開催しました。

今年度は、「ウイズコロナの時代を乗り切る知恵...多方面の研究から学ぼう」を統一テーマに計5回の講座を予定しています。三重大学の行う多種多様な学術分野の研究を切り口に、新型コロナウイルスという試練と戦い、この時代を乗り切るヒントを市民の皆様と共に探し、考えます。

4回目の講座は、「第2の地球はあるのか?」と題して、三重大学教育学部の伊藤信成教授が講師を務め、21名が参加しました。夜に空を見上げるといつも煌めく、一見身近にも思える星について、今回は天文学という研究分野から科学的に考えました。はるかに想像を超えた壮大なお話でしたが、『星の王子様』の話の一節や、「地球以外に生き物がいると思うか」という問いを投げかけながら、自然と宇宙の話へと導かれました。


前半は、近年、急速に研究が進んでいる太陽系外惑星について、たくさん発見されるようになってきた経緯やその例について学びました。自ら光を出す恒星とは違い、光らず私たちの目には見えない惑星の存在を知るための天文学者の様々なアプローチについて解説されました。

後半は、たくさん見つかっている惑星に生き物はいるのか、について考えました。生命体が存在するための条件を見ながら、生命体がいる可能性があると考えられている惑星について紹介されました。地球にいる我々以外に生き物がいるか否かという、未だわからないことを明らかにしていくダイナミックな天文学の魅力を感じ、心躍る時間となりました。最後の「地球以外に生き物が見つかった、というニュースを心待ちにしてほしい」という伊藤先生からのメッセージに、受講者からはワクワクする、ロマンを感じるといった声があがりました。

さまざまな条件が揃い、進化・発展を続けてきた地球と人類の神秘と、それを維持していくための私たちの使命を考えさせられる時間にもなりました。

今年度最終回は、12月10日(土)に「YUBAメソッド~音痴矯正―誤嚥防止―認知症改善に有効な、不思議な発声法~」(講師:三重大学 弓場徹名誉教授(教育学部))を開催予定です。

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