北勢サテライト三重大学地域拠点サテライト

お知らせ

「みえの未来図共創DAY in 北勢2023」を開催しました

令和6年1月24日、ホテルグリーンパーク鈴鹿にて、「みえの未来図共創DAY in北勢2023」を開催しました。三重大学北勢サテライトでは、企業・自治体との連携を基盤とした社会連携活動を通して、教育・研究の深化及び地域貢献を目指しています。本シンポジウムは、本学が、北勢地域の方々と連携して取り組む地域課題の解決に向けた活動と今後の展望をご紹介することを目的に開催しました。当日は、北勢地域の企業、自治体、団体関係者を中心に、50名の皆様にご参加いただきました。


冒頭、地域拠点サテライト統括者の酒井俊典理事・副学長から、「三重大学は、地域共創大学として地域との連携を保ちながら教育・研究を発展させるため、三重県全体をフィールドとして学生と教員が活動を進めている。北勢サテライトでは、地域課題の解決に向け、多くの研究会が活動しており、本日は、そのうち4つの取組を紹介したい。情報交換会では、皆様からのご意見をお聞きし、地域の発展につなげたい。」と開会の挨拶がありました。続いて、来賓としてご臨席いただいた杉野浩二鈴鹿市副市長よりご挨拶を賜りました。


酒井俊典理事・副学長


第一部の講演では、北勢サテライトが地域の皆様のご協力を得て運営する研究会活動の中から、4つの研究会活動について、それぞれの代表教員から活動内容の紹介がありました。

講演① 「持続可能な社会を目指して」(健康福祉システム開発研究会)


工学研究科 駒田諭教授


主に企業、大学・教育機関、行政、介護・福祉分野の関係者が参加し、産学官の連携により、超高齢社会においてもご高齢の方が健康で健やかに生活できる環境を支援し、解決していく方法を考える取組について報告がありました。

講演② 「Beyond-5G 無線通信/ミリ波レーダの研究と三重県でのフィールド試験」(B-5G/ミリ波イメージング研究会)


工学研究科 村田博司教授


三重県北勢地区・中京地区の通信技術関係者と、工学研究科の無線・フォトニクス技術研究者が協力して、国際規格レーシングサーキットや中核都市バスターミナル、港湾エリアにおける次世代無線(Beyond-5G)通信技術、ミリ波イメージング技術の有効性と応用可能性を議論する取組について報告がありました。

講演③ 「外国人との共生社会実現に向けて」(地域社会の多様性を考える日本語教育研究会)


教育学部 服部明子准教授


地域の日本語教育に関する幅広いテーマを取り上げ、講演会およびワークショップを開催するなど、主に北勢地域の企業や市民の皆様への専門的な知見の提供に加え、関係組織間を結ぶ連携基盤を構築し、地域社会を下支えすることを目指す取組について報告がありました。

講演④ 「ハウス栽培へのIoTとデータサイエンスの応用~安価な栽培データ収集・蓄積とデータ解析で新しい農業経営管理を目指す~」
(北勢スマート農業研究会)


生物資源学研究科 野中章久准教授


IoT技術やデータサイエンス技術を農業生産現場に適応する現地試験に取り組み、定期的に研究報告を行う取組について報告がありました。

閉会を迎えるにあたり、今西誠之北勢サテライト長より、「地域には様々な課題があるが、大学と地域の連携が課題解決につながると考えている。専門性に基づく共同研究などの連携だけではなく、別の観点からの連携も可能。地域の皆様との連携の輪を広げたいので、ぜ
ひご協力をいただきたい。」と発言があり、第一部の幕を閉じました。


今西誠之北勢サテライト長


引き続き行われた第二部の情報交換会では、教員と参加していただいた皆様との名刺交換をはじめ、講演に関する質問や今後の展開などについて、活発に意見が交わされ、盛況のうちに終了しました。


北勢サテライトでは、北勢サテライトシンポジウム「みえの未来図共創DAY in 北勢」を定期的に開催し、地域のニーズに照らした活動を紹介してまいりますので、引き続き地域の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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