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お知らせ
「令和5年度 四日市市民大学 21世紀ゼミナール」第4回を開催しました
令和6年1月27日(土)、四日市市地場産業振興センター(じばさん)の研修室において、今年度4回目の「四日市市民大学 21世紀ゼミナール」(四日市市からの委託事業・北勢サテライトが企画運営)を開催しました。
令和5年度は、「齢を取っても若い体(医療における工学の進歩)」を統一テーマに計5回の講座を予定しています。様々な分野で人工知能やロボットが注目されている現代における工学の目覚ましい進歩と、それらが実際の医療分野で活用・応用されている実例について、三重大学工学部の教員が解説します。
4回目の講座は、「プロセス制御技術の医療福祉産業への深化と福祉ロボット技術の機械産業への新化」と題して、三重大学工学部の矢野賢一教授が講師を務め、22名が参加されました。
矢野先生が教授を務める知能ロボティクス研究室では、人間と機械の共生を実現するロボット制御技術を開発し、社会に貢献できる機械システムや知能ロボットを創出するための研究が行われています。研究室のメンバー46名が10テーマのプロジェクトに分かれて幅広い分野の研究が進められています。
今回の講座では、主に高齢の方や障害を持つ方の自立支援や機能回復などを目的とする福祉ロボットの研究開発、また、研究室独自の技術である流体挙動最適化技術を応用し、ロボットや自動車などに求められる複雑な形状をした部品製造等に関する研究開発、これらの取組について、分かり易い説明がありました。
今回の講座を通じて、健康長寿社会を実現するために、様々な工業技術が医療福祉分野に展開され、新化を遂げてきたことを理解することができました。また、超高齢化時代に突入し、高齢の方や障害を持った方が更に増える現状を考えたとき、この時代を乗りこえるための新しい技術の創出に向け、医学、心理学、デザイン科学などの複合的な知識を取り込む必要があるとの課題が示されました。
次回は、2月17日(土)に「ICT・AIの基礎とその社会基盤としての役割 ~私たちはAIの中で生きている?~」(講師:三重大学工学部 川中普晴教授)を開催予定です。
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