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第6回IGA地域情報交流カフェが開催

久松 眞   伊賀研究拠点副所長



12月15日(木)午後6時からゆめテクノ伊賀のテクノホールにて、伊賀地域内中小企業者、創業・企業を志す方々や関係者が58名集まり情報交流カフェが開催されました。公益財団法人伊賀市文化都市協会理事長の中村忠明氏の開会挨拶で始まりました。


中村理事長の挨拶

 第1部は、人口減少・人手不足・国際競争力の激化等による中小企業等を取り巻く厳しい環境下での経営対策として、駒田経済研究所所長・中小企業診断士の駒田誠司氏の講演のタイトルは「今後の中小企業施策について」でした。(1) 中小企業の経営力を強化するためには労働生産性の向上がポイント (2) 強い地域経済が持続するためには企業の健康診断(ローカルベンチマーク)を活用 (3) 革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金や小規模事業持続化補助金の活用などなど内容が濃い話でした。まとめてみると、ローカルベンチマークで企業診断した結果を活かして経営力向上計画を策定し、この計画書類を担保に補助金を申請して行くことがこれからの中小企業の戦略とのことでした。


駒田さんの講演の様子

第2部は、伊賀の新規創業者の体験談として2名の報告がありました。

(1)株式会社ジャスト・ビーの代表取締役の本田真奈美さんは、ゆめテクノ伊賀のインキュベーション室に本年7月から入居し、女性活躍のためのキャリアー教育支援や転職支援などの活動をしています。彼女の活動体験談をベースに、企業における若手社員の定着支援に関する報告をされました。一番印象に残る話は、感情をコントロールする考え方としてのアンガ-マネージメントと三つの共(共育、共感、協働)の話でした。


本田さんの講演の様子

(2)社会福祉法人明光会に入職し「笑美の里デイサービスセンター阿保」を立ち上げた管理者・生産相談員の東雄太さんは、高齢者の現状とサービス付き高齢者向け住宅に関する報告でした。少子高齢化が著しい日本のあまりにも身近な話でした。勉強になりました。


東さんの講演の様子

 これまでこのカフェの行事に伊賀研究拠点は協力の立場でしたが、今回から共催として参加することになりました。そのような理由から、伊賀研究拠点所長吉岡基(三重大学副学長)が共催者として挨拶をしました。その後好評の第3部情報交流に入りました。


吉岡所長の挨拶

 恒例のコーヒーブレイクタイムに入ると、参加者は演者の報告に質問できなかったことを伺ったり、さまざまな方々との情報交換や名刺交換をされました。


第3部での情報交流の様子

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