伊勢志摩サテライト三重大学地域拠点サテライト

お知らせ

第1回 伊勢志摩サテライト座談会を開催しました

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7月10日、度会町役場2階大会議室にて、「第1回 伊勢志摩サテライト座談会」を開催しました。

伊勢志摩サテライト座談会は、2018年から開催している「伊勢志摩サテライト交流会」のwithコロナの下での新様式として、伊勢志摩地域の創生について、伊勢市、鳥羽市、志摩市、玉城町、度会町、南伊勢町と大学が共に考える場として開催しました。この座談会では、本学教員のファシリテーションのもと、地域課題をテーマに学術的・専門的知見を交えつつ、参加者全員でディスカッションを行います。社会状況を踏まえた「少人数」での実施により、テーマに対する議論はもちろん、参加者同士の繋がりも「より深く掘り下げる」ことを新たなコンセプトとしています。

この日は6市町から自治体職員8名と三重大学から教職員4名の計12名が参加し、「伊勢志摩地域におけるwithコロナのまちづくりを考える」をテーマとして、松田サテライト長によるミニ講義と全体での意見交換が行われました。

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松田サテライト長によるミニ講義(左)と 意見交換を行う参加者(右)

ミニ講義「withコロナのまちづくり~論点と考え方~」では、松田サテライト長から今後のまちづくりに必要な視点・論点として、「withコロナに対応するための『新様式』自体を目的にすることなく、その先にある本来の目的を見失わないことが肝要」「ウィルスとの共存が迫られ、教育・政治・地域への関心が高まっている。まちづくりの最大のチャンスにある」「これから起き得ることへの想像力と対応力が最重要。beforeコロナとの照らし合わせの中で、地域があるべきビジョンを描いたうえで、どう創り変えるのか考える必要がある」等の説明がありました。

また、全体の意見交換では、「コロナ禍で感じたポジティブな面」「コロナ禍から得た意識や教訓」「一人の住民として自治体や教育機関に期待すること」等についてそれぞれの考えを共有し、コロナ禍のマイナス面だけに囚われず、プラスの面について整理した上で、理想とする行政の姿・教育の在り方等について考えました。参加者からは、「個人の幸せ・地域の幸せを、これまでと違う視点で考え直す機会になった」「今まで見えなかった地域の弱点が見えてきた。新しい産業の在り方を考えたい」「得られたものをきちんと今後に繋げていきたい」等の発言があり、それぞれの今後のまちづくりや地域の未来に向けた想いや考えを共有しました。

伊勢志摩サテライト座談会では、今後も歩みを止めることなく、市町と一緒に地域の未来について考えていきたいと思います。

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