H25年度初の出前です

2013.6.11


加藤 進 社会連携特任教授
土屋 竜太研究員
紀平 征希研究員

 6月11日(PM)伊賀でも滋賀県に近い玉滝小学校(4,5,6年生、30人)に出前授業です。道路から離れて、静かなたてものです。
 きょうのテーマは、この時期なので電池の化学館」です。最近、高校の教科書を見る機会があり、パラパラめくると酸化・還元で電池を学習し、「ダニエル電池が取上げられていました。平成5年頃までは「ボルタ電池」が取上げられていましたが、現在はコラムになっていました。
 そこで、今年度から内容をちょっと変更し、
 
 a)  導入:太陽電池の復習
 b) ズルツアー、ガルバーニおよび屋井先蔵のお話
 c) ボルタ電池
 d) 備長炭電池
 e) ダニエル電池

としました。ダニエル電池はパワーがあります。起電力(ENF)は、1.1Vですが、30mA程度の電流を取り出すことができます。まさに現在の乾電池の基です。
   

 グリーンケミストリーの立場から、半透膜(セロファン紙)で電極を囲むタイプは採用しないで、塩橋タイプ(この場亜地はソーラーモーターは回りません)か、ろ紙に電解液を含浸させて、半透膜を介してサンドイッチ構造にするタイプが実験されます。得に、このサンドイッチ構造にすると電解液は、CuSO4,ZnSO4ともに0.4mlで済み環境負荷も小さくなります。ティシュで銅板と亜鉛板を拭えば、廃液も発生しません。
 本当は素焼の壺で実験をやりたいところですが、諸般の情勢を鑑みると、原点からやや遠ざかるのも致し方ないかもしれません。
 生徒たちは、実験にも積極的に取り組み、予想を立てながら実験する方針を体験してもらいました。「スポーツ飲料(たとえばポカリスエット等)で電池ができるか?」という質問に、「スポーツ飲料にはすっぱい成分や塩(汗の成分)が入っているから電池が出来ると思う」と自分の言葉で答えることができました。