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お知らせ

菅島小学校に出前です



加藤社会連携特任教授 ・ 荒木社会連携特任教授

2月6日(木)は加藤・荒木(御専門は海藻です)で

離島にある菅島小学校(鳥羽市)を訪ねました。菅島

にはかつては中学校もありました。今は小学校のみで

す。今回の対象は5・6年生(10名)です。もちろん

この時期はおなじみの「LEDと手回し発電機」です。

さすがにたくさんの回数を報告しておりますのでそろ

そろ書くことが無くなってきました。


 実は右の問題がセンター試験の物理で出題されてい

ます。手回し発電機にa)豆電球、b)ショート、c)

ラス棒をつないだ時にどれが一番ハンドルが重く感じ

るかです。正解率は低かったようです。私の授業を受

けると感のいい小学生でもb)と答えることができま

す(高校の物理の先生にも難問のようです)。
 このように小学校の教材が入試問題に活用されることがあります。もっとも出前授業ではショートはしないように指

導しています(なぜならハンドルが重くなり、無理やり回すとプラスチックの歯車が割れます)。軽く試してくださ

(もっとも手回し発電機の歯車が割れても当方は責任を持てません)。 
   
      改良前             改良後

なお、今回もちょっと教材の工夫をお話ししましょう。写真

はこの出前講座で利用しているソーラーモーターです。左は改

良前、右は改良後です。手回し発電機の出力端子の赤クリップ

と黒クリップが接触しないようにホルダーを付けました。「な

んでプーリーなの?」の声が聞こえてきました。プロペラはモ

ーターの軸から外れて飛び上がり危険です。私は5年前にプーリ

ーに交換しました。ちょっとしたことですが安全性への配慮が

出前授業ではきわめて重要です。また、この仕様によって56

年生で活用する電圧計や電流計との接続が容易になります。ぜ

ひとも使ってみてください。

 
  

 

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