伊賀サテライト三重大学地域拠点サテライト

伊賀研究拠点
お知らせ

H26年度初の出前です(松江小学校)



加藤 進 社会連携特任教授


 今日(65日)は強風と豪雨をついて、松江小学校(澁谷校長)に出前です。もうこの学校を訪れるのも3年目

です

 松江小学校は4年、3クラス(25人×3)ですがみんな

大きな声で文章が読めました。今年からは、中学〜高校

の内容も鑑みてダニエル電池も講座の中で解説すること

にしました。今回はその背景に短く触れてみます。J.F.

ダニエル(イギリス人)はボルタ電池ではZn板から水素

が出るのを科学的に検証し、アマルガム化することを考

えました(要するに水素化過電圧を上げる)。この結果

、我々が学習したダニエル電池の発見に結びつきました。
 現在ではダニエル電池は、①塩橋型、②半透膜型が主流ですが、最近ミクロスケール化実験やGreen chemistry

の立場から③小型ダニエル電池も登場しています。何と言ってもダニエル電池ではたった1個でソーラーモーター

を回すことができるパワーで、30〜40mAの電流を取り出すことができることです。今日はひょんなことから発見が

ありました。ミクロスケール実験ではダニエル電池を作る際にセロファン紙をセパレータに使います。しかし、持

ってきたつもりですが見つかりません。苦し紛れに薬包紙を使ってみました。うまくダニエル電池ができてmotor

が回りました。薬包紙は半透膜的性質を持ち、セロファン紙よりも取り扱いが簡単でお勧めです。ぜひとも皆さん

も挑戦してみてください。

アーカイブを表示