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揥水小学校に出前です



加藤 進 社会連携特任教授



 7/3はみだしの小学校です。もう、10年位出前を続けています。

積算人数は400名を超えています。一番初めに出前をうけたこども

たちはもう大学で学んでいるでしょう。覚えているかな?

実験の途中で、「スポーツ飲料で電池ができるかな?」といつも聞き

ました。そして、班ごとに話し合いをして、「電池ができるかできな

いかの理由を考えて!」と付け加えます。

写真1

写真2
4年生にはやや難しいですが、揥水小学校の子どもたちは、自

分の意見がはっきり言えました。これも先生方のご指導の賜物

と思われます(スポーツ飲料水は高濃度の電解質溶液ですから、

ボルタ電池ができるわけです)。
今回はどのようなセットを持って出前をしているかについて触れてみましょう。写真1を見てください。この中には、①何でも電池テス

ター、②50mlプラカップ、③黄色クッション板(ケニス)、④スプーン、⑤ソーラーモーターが入っています。いつもこのセットを7組もっ

て出かけます。あとは、オモシロ電池作りということで、レモン、キューリ並びにジャガイモとコンニャクです。 
  前回述べたように、ジャガイモは4切れに切ってあります。(写真

2)最近は学年と時間をみて、"高校への道"を念頭にダニエル

電池にも触れます。写真3はマイクロスケールのダニエル電池

setです。 CuSO4とZnSO4の目薬ボトルの他に、セロファン紙

、キムワイプが見えます。実際にはセロファン紙よりも薬包紙の

利用が簡単です。 
 薬包紙は半透膜として働きます。10×50mmの小型電極でもソ

ーラーモーターを回転させることができる近代電池のもとです。
 
写真3
 
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