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お知らせ

豊地小学校へ今年最後の出前です


加藤 進  社会連携特任教授



 

 1215日(火)は豊地小学校(大原恵子校長、529名と633名)に今年最後の出前です。テーマ

5年生:電磁石の入門コースと6年生:手回し発電機とLEDです。今回はH26年度から始めた「電磁石

入門コース」について述べてみましょう。このコースのポイントは電流の磁化作用とコイルと磁石によ

る検流計→発電への導入です。講座では;

  0)導入実験

  1)電磁石の仕組み

  2)電流の磁化作用

  3)何でもスピーカー

  4)ベルとモーターの紹介

  5)コイルと磁石による発電→検流計

    

 からなります。もちろん導入には苦心しました。みなさん覚

えていますか?「手回し発電機とLED」の講座では、手回し

発電機+お散歩マルチーズを使った導入を行いました。この

講座では、1.5Vの乾電池(単1)を使って密閉型のコイルを

利用して一番体重の少ない生徒を吊り上げます。
これには全員 "エ〜!"となります。こうなればしめたもんです。さっそく釘と銅線で作った電磁石

の出番です。コイルの磁化作用では、雑誌の記事をみて、写真の様な秘密兵器をつくりました。角型(

500ml)のペットボトルに銅線(0.26mmφ×6m)を巻き、中央に方位針を置くもので極めて簡単です。ペ

ットボトルの窪みをうまく利用します。
           
 エナメル線がしっかり巻けるのが自慢です。M3ビスの先端に

、3Vをかけると方位針が回転します。逆向きに電池を付けると

また方向が変わります。皆さんも挑戦してみてください。あと

は再度注意をひきつけるために、何でもスピーカーです。紙コ

ップやバケツ(金属)を鳴らして見せます。極めつけはモータ

ーです。モーターの中には回転子にコイルが巻かれています。

したがって界磁の永久磁石と相互作用の結果蚊の鳴くような音

が聞こえます。H27年はこれで終わりです。H28は伊賀の小学校

でこのコースを3回します。その中で「何でもスピーカー」の

作り方や音源にも触れてみましょう。
  
5年生 電磁石入門
 
 6年生の出前風景
   
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