三重中学に出前です

2016.7. 4

2016年7月4-5日
加藤 進   社会連携特任教授

 

 2日にわたって、三重中学(3年生)に出前です。現在、教育学部の平賀教授と"出前授業の定着性・評価手法の開発"とうテーマで研究に取り組んでいます。去年からテキストマイニングを始めました。ちょっと聞きなれない言葉ですが、「データ・マイニング」という術語が統計解析でチラホラ出てきます。そのマイニング(mining、鉱山を掘るの意味)です。

 授業後にキーワードあるいは自由記述で"振り返りシート"で学習内容を記述させます。これをR-MeCab-RMeCabというfree Softを用いて機械的に解析するわけです(RMeCabは徳島大学石田基弘先生の考案した日本語解析システムです、Rはfree softでhttp://www.r-project.orgから簡単にdownloadできます)。こうすることによって、分析者の主観は最後の解釈のみであり、結果は「機械的に」だすことができます

 

 

去年、キーワード記述を行ったので今回は自由記述方式です。石田先生にいろいろと指導をしていただき、辞書も理科用のuser.dicを追加しております。附属の辞書では電流計は「電流」、「計」と品詞分けされますが、userdicの追加で「電流計」と一語になります。

 

今回の出前のテーマは「ボルタ電池~ダニエル電池」です。すでに6月に四日市で中学教師にも同じ試みを実施し、興味のある結果を得ています(H29の学会で発表予定です)。中学校あるいは小学校でどのような解析結果がでるのか楽しみです。

なお、今回からしばらく封印していた「ボルタの電堆」の登場です。電池の歴史に触れるには、これなしではすみません。ボルタの電堆は6年くらい前に大御所の戸田一郎先生からプレゼントされた教材です。日本には正確なレプリカは無さそうです。

亜鉛板と銅板の大きさ(直径)、重さは忠実に当時の物のレプリカとなっています。授業の終了後にCu板とZn板を洗うのが大変でした。少し、powerは落ちますが、電解質にContrex(硬水)を使います。黄色のフェルトに2mlほど吸収させます。そうすると電極の洗浄は不必要で極めて楽になります(元ケニスの村田氏の助言)。でも、Power不足のために「水の電気分解」の実験はできません。しかし、6個パイルを重ねるとナデテ君を使わないでも「LED」をみごとに点けることができます。皆さんもやってみてください。