伊賀サテライト三重大学地域拠点サテライト

伊賀研究拠点
お知らせ

大紀町で学童の交流会へ

加藤 進   社会連携特任教授

 

7月25日(月)は大紀町の見出しの会に招かれました。例年やっている7小学校合同の行事で、今年は大紀町の一番奥の大内山でありました。今年は何かサイエンスをしたいということで教室を開きました。人数が103名で少々困ったのですが、児童10名に2名の引率の先生がみえるとのことで引き受けました。これまで離島などできるだけ時間・空間的な制限のある場所で活動をしてきました。大内山には南紀特急が停車しません。三瀬谷駅からは30分かかります。

 

 

さて、今回のテーマはお決まりの「光」です。

  ①ハートがいっぱい

  ②ベンハムの独楽

  ③七色ランタン作り

です。いずれもこのページですでに紹介した工作です。この地区でも児童は減少気味で3年先には複式学級が始まりそうです。それでも子供たちは興味津々!楽しい90分でした。意外にうまくハサミが使えました。ベンハムの独楽は10minくらいで完成しました。独楽つくりで「谷折り」と「山折り」が区別できない子供もいましたが、うまく引率の先生方が助けてくれました。七色ランタンを作り、部屋を暗くするとイルミネーションの世界が広がりました。子供たちの反応は素直です。遊びだす時は講師の題材の選択が悪いのです。最後は分光シートを使って光の三原色の説明、テレビ画面の説明です。RGB-LEDを使うと簡単に色が作れます。ついでに青色LEDの話もしました。私はこんなシートを使って色の合成をしています。RGB-LED(1WのPower-LED)に独立したスイッチを点けて、赤、緑、青を順次点灯させて、色を分光します。次に、たとえば、R+Bを点灯させて、pink(紫)色を作ります。眼で見ると紫ですが、分光シートで見ると赤と青の点が見えるだけです。このようにして色を作ったりすることを体験させます。

 

 

 

楽しかったようです。帰りに「ありがとうございました」とお礼にきた子供たちが15人ほどいました。七色ランタンで遊んでくださいね!

アーカイブを表示