伊賀サテライト三重大学地域拠点サテライト

伊賀連携オフィス・伊賀研究拠点
お知らせ

市教研(伊賀市)です

加藤 進    社会連携特任教授
紀平 征希   研究員     

 

 さて8月19日(金)は伊賀市の市教研(久米小学校)です。着任以来開始しましたので10回以上講座を開きました。さて、今回のプログラムは、

   1.H28年度理科免許更新研修(なんでもスピーカー)

   2.ソーラー式非常LEDライト

の2本です。いずれもこのページで紹介済みです。したがって詳しい内容については省略します。参加者が22名なので、

   何でもスピーカー+音源set 11台

   全員で紙コップスピーカーを製作

   ソーラー式ガーデンライトの分解(11台)

   Ni-MH電池、LED、太陽電池、IC,インダクター等

   非常LEDライト(11台)

という訳です。非常用LEDは近づく東南海地震に合わせて試作したもので、すでに30台ほど作り、現在個々の家庭で実証実験中です。もう1年近くになりますが、エネループ(Panasonic)とNi-MH(100均)ともに問題なく稼働しています。通常電気のインフラは1か月以内に復興することを考えるとこのライトは十分使用に耐えると思っております。きちんとした充電回路(過充電防止回路)になっていないので夏季の過充電が心配でした。しかし、窓に置くことによりガラスによって太陽光のエネルギーは低下し、ある程度過充電が抑えられているようです。Ni-MHの容量は1000~300mAhです。ためしに3日間充電を停止し、夜間(8時間)に点灯させましたが6台中1台のみ消灯しただけで5台は点灯しました。このLEDライトの泣き所は太陽電池に2V-1W型(600円)を採用しているので、やや材料費がかかることです。ちなみに制御IC(CL0116)は25円、角型LEDは20円程度です。Ni-MH電池はダイソーで買えば108円なので、800円で出来ます。

 現在は電気二重層型のコンデンサーを利用すると充電時間が短くなるのでこの性質を利用して、電気量を溜めて、3Vまで昇圧することで白色のLEDを点灯させる回路ができました。100Fのキャパシターを20min程度充電すると10時間は白色LEDを点けることができます。近く詳細は公開予定です。期待してください。

 

何でもスピーカーは5年生の教材です。ちょうど12月から1月にかけて「電磁石」の単元で発展学習等で使えるのではないでしょうか?蚊の鳴くような音ですが、原理に忠実に作ると簡単に音が出せます。暑い中参加された先生方ご苦労様でした。また来年に向けて新教材をドンドン作りますよ。期待してください!

 

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