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成和西小学校に出前授業です

社会連携特任教授 加藤 進

 

2月13日(月)は初めて成和西小学校に行きました。出前のテーマは「電磁石入門」です。したがってクラスは5年生(15人)でした。今回は授業の"つかみ"の部分を紹介します。それは、子供を電磁石で吊り上げる実験です。これは9年前にケニスから購入したものです。写真をみると電源は1.5Vの乾電池が使われています。コイルは磁気が漏れないように工夫されています。相当の長さが巻かれているようです。校長先生の助けを借りて女の子を持ち上げました。


写真1


写真2

 

詳しい構造は写真2を見てください。万が一うまく行かなくても子供が尻もちをつかないようにストッパーが付いています。そうして、この実験を終わってから、「社会見学でこんな機械をみなかった?」と聞くと、「清掃工場、クリーンセンターで見たよ!」と言ってくれればしめたものです。電磁石の応用ということで、鉄とアルミの分別が機械的にできることに気が付いてくれたらいいわけです。乾電池1本のpowerに子供たちはびっくり。これだけは頭に残ると思います。

この出前講座では6年生の内容まで踏み込みます。それはコイルと磁石の相互作用の結果、交流発電が可能となる事です。手回し発電機は直流の発電機です。以前に紹介した棒発電機で簡単に交流の発生が可能になります。「電磁石だからどんな電磁石をつかっているのか?」という声が聞こえてきました。次回(中瀬小学校)の記事で、私たちが使用している電磁石を公開します。

 

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