伊賀サテライト三重大学地域拠点サテライト

伊賀研究拠点
お知らせ

久しぶりに投げ込みゼミです

7月4日に、9月の橋北中学での研究授業(三重大との包括協定)に向けて学生にTAとして補助してもらうためのゼミです。松岡先生のご高配で実現しました。中学2年生の技術家科、テーマは「計測と制御」です。私もこれまではLEDのON/OFFやイルミネーションをこのテーマでやってきましたが、"身近な物"のプログラミングによる実証となると100VのON/OFFでしょう。温度センサーで100VのON/OFFを考えてみました。

 ①センサー⇒温度センサー⇒AD変換⇒雑音対策

 ②温度設定(計測)⇒データの確保⇒Excelへ

 ③簡単なプログラムによる実証

が今回のメインです。220712.jpg

写真1

 問題は、「100VのON/OFFをどう実現するか?」です。もし100Vがコンピュータに入ったらえらいことです。でも今はPhoto-coupler(写真1の左の緑色の基板についている白いブロック)とう便利な物があり、コンピュータと機械は完全に絶縁出来ます。後はPhoto-couplerの信号をトライアックに送れば簡単な装置は出来上がります(秋月電子製)。

 プログラムは小学生にも分かるようにScratchを利用しました。ただ、温度センサーからの値(アナログ値)を読み込むのが通常のScratchでは難しい。ここでは以下のScrattino3を利用して、ArduinoのGPIOを使っております。簡単にScratchとArduinoは接続できます。改めてこのソフトを提供しているグループに敬意を表します(https://lab.yengawa.com/project/scrattino3/)。

2207111.jpg


         図1 プログラム例

私が作った簡単なプログラム(図1)です。初めはsensorのnoiseがあり、移動平均をかけましたが、中学生には・・・ということで松岡先生のご指示で0.1μFのコンデンサーをセンサーのOUTとGNDにつなぐとnoiseが見事に除去されたので極めて簡単な物となりました。

2207112.jpg

ゼミの様子

ゼミ当日のスナップ写真です。参加された皆さんご苦労様、山岸先生(橋北中)ならびに松岡先生機会を提供していただき感謝いたします

アーカイブを表示