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お知らせ
高田中学校で出前授業(プログラミング「計測と制御」)を行いました。

9月8、9日に高田中学(1年生×5組、1限)で出前授業の「温泉卵作り」です。「計測と制御」をプログラミングで体験です。
このテーマにはいろいろなpointがあります;
a)プログラミングによるヒーターのON-OFF
☞オーバーシュートの問題
b)卵白と卵黄の構成タンパク質の相違
☞固化温度の差
c)温度計の精度と誤差
d)雑音の問題
e)フォトカップラーによる光学的5Vと100Vの分離
等です。

これまで、5年間実施した内容を踏まえて、さらに詳しく実験です。ハードは
①温度制御装置(自作、SSR秋月を利用+IchigoJam一式)
②温度センサー LM61CIZ(同軸ケーブル不使用)
③水槽 800mlの水+坂口コンロ(250W)
です。今年も、雑音に悩まされましたが、松岡先生のテクニックとフェライトコアーで何とか乗り切りました。

結果は写真のとおりで、60℃から2℃刻みで70℃まで水温を設定。水温によって卵の仕上がりの変化が明瞭にわかります。特に、64℃と66℃の間に大きな変化がありそうです。
オーバーシュート対策は3minでグループ内で議論、
・途中で水を足す
・当初は目標温度を低くしておき,その後目標温度に変更する
・途中でヒーターからビーカーを離す
・途中でヒーターとビーカーの間に遮熱シートを挟み込む
・必要な熱量を計算し,必要なだけ加熱する
のような対策を挙げてくれました。
次年度はセンサーやスイッチング電源からの雑音対策をしっかりやろうと思っています。最後になりすが、TAの皆さんご苦労様でした。
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