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物つくりゼミ=イライラ棒(#2)です

6月12日は、教育学部 松岡研究室の二回目の物つくりゼミです。今回は前からやってみたかった「イライラ棒」です。イライラ棒とは「コースフレームに電極を流し、そのコースフレームに電極リングが接触しないようにゴール地点まで持ち運ぶゲームです」(wikipediaを一部加筆・修正)。面白くするには

  ①コースに奥行きを持たせる

  ②電極とコースの接触時の反応検出法

です。

 加藤・五味式ではコースを円状にして3次元的にし、奥行きを持たせています。現在はコースの長さは45cmですが、円を3周(約70cm)にすると難易度が格段に上がります。問題は②です。webで見かけるものはブザーです。あるいはLEDと組み合わせて光らすタイプもあります。泣き所はブザーも結構高い。自分は100円商品の「笑い袋」を分解し接点の部分からリード線を出して、一方はコースに、他方は電極にハンダします(写真1:笑い袋式)。

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写真1 笑い袋式

50setほど加工して、使い注文したら販売中止になりました。Amazonで買うと1000円近くします。そこで、カス頭をひねって考えたのが

 a)10sec Voice-recorderの活用・・・"ワーイ・ワーイ失敗した!"

 b)IC-555を使ったメロディICとの組み合わせ

です。今回はb)を採用しました(写真2 IC-555式)。これは夏休みの工作のネタですので、4年生以外のゼミ生はむかしデジットで手に入れたメロディ回路(bと同じもので一体型(写真3 簡単型)を使いました。

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写真2 IC-555式              写真3 簡単型

これ以外にも改良を加えて、コースを基板に垂直に立てた2枚の板に蝶ナット・ボルトで固定するようにしました。これならドライバーを使わないでもOKです。基板は2×4の板(15cm)です。おおむね40minで完成、みなさん楽しんでくれました。なお、IC-555の回路(図1)も参考までにあげておきます。

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 図1 IC-555の回路

余談ですが、イライラ棒はFrustration stickとかIrritating stickとか言うようです。皆さん、ご苦労様でした。

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