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お知らせ

第27回こども大学(Science Lab) が開催されました。

3月28日に、伊賀市文化都市協会主催、三重大学伊賀研究拠点共催で第27回こども大学(Science Lab)がゆめテクノ伊賀テクノホールにて開催されました。伊賀・名張地域の小学4・5・6年生から数多くの応募があり、抽選で午前と午後合わせて39名の参加がありました。午前と午後の内容は同じものです。

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1時間目は紀平先生(三重大学産学官連携コーディネーター)による

「植物の水や栄養の通り道について学ぼう!」

〜水や栄養の通り道を顕微鏡で観察しよう!木の葉の葉脈標本でしおりを作ろう!〜

で、植物が生きるために必要な水や栄養の通り道、蒸散、光合成などを学びました。実験ではあらかじめ処理したキンモクセイの葉肉をとって葉脈だけにし、その後、食用色素で自分の好みの色に染色、実体顕微鏡で観察後、ラミネートを使ってしおりを作成しました。

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2時間目は粟冠先生(三重大学名誉教授)による

「花粉ってアレルゲンなの?」

〜顕微鏡で花粉や細菌を見てみよう!〜

で、花粉の役割、免疫のしくみ、アレルゲンなど学習しました。実験では4種の花について実体顕微鏡でおしべ、めしべ、花粉などを確認しました。次にそれらの花粉だけのプレパラートを作製し、生物顕微鏡で観察しました。また、乾燥させたスギ花粉に1滴の水を垂らして生物顕微鏡で観察するとスギ花粉が膨らんだり、破裂する様子が見られました。

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また、2時間目の特別補講として(株)CLAY Labの嶋田貴志先生による

「検査キットを使って家の中のアレルゲンを検出しよう!」

が行われました。アレルゲンやアレルギー解説後、アレルゲンの原因となる生きたダニを実体顕微鏡で観察しました。また、ダニアレルゲン測定キットを使って、あらかじめ用意した試料中におけるダニアレルゲンの有無を確認しました。

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 今回は、顕微鏡で観察する実験が多く、日頃、肉眼では見ることのできない、ミクロの世界を堪能することができたと思います。

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