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お知らせ
教育学部 物つくりゼミ「IchigoJamを使ったプログラム体験」
後期のゼミは木曜日です。今回と次回のテーマは「IchigoJamを使ったプログラム体験」です。webを検索するとたくさんのマイコンでています。最近はイギリスで開発されたマイクロビットも注目を浴びているようです。私はスイッチONですぐに使えるが信条なのでIchigoJam(写真1)派です。
写真1
以前にも書きましたがTiny BASICなので、小数点の処理はできません。もうすこし細かい操作をしたいならArduino(C言語)がお勧めです。ラズパイ(リナックス)は初心者には難しく、私はArduinoを強く推奨します。
さて、教材としてのIchigoJmaですが、
①スイッチONですぐに利用可能(テレビ+キーバード)
②周辺機器が豊富
③中学への連続性
といった観点から、特に③を念頭にいれてRGB-LEDを外部素子として利用しています。前回の研修で部品が小さくて取り扱いが難のご指摘があり、少し改良した素子を写真2に示します。ブザーとRGB-LEDを5Pの中継ラグにハンダ付してあります。RGBの端子を色分けをしてIchigoのOUT1,3,5にブレッドボード経由で接続します。
写真2
導入は日立エンジニアリング(株)で開発されたカテラリーカードを使います。表に絵が描かれ、裏にはBASICの命令が記されている優れものです。このカードで命令を確認してからダイレクトモードで命令をIchigoに送ります。最初はBEEP30でブザーを鳴らします。さすがに物つくりコースの学生なので難なくクリヤー、ついでIchigo附属のLEDの点滅(LED 1とLED 0)です。これも難なくクリヤー。そこで、一般化した命令のOUT X, 1 or 0(xはポートの番号)です。
最後は光の三原色で、R+G+B→Whiteを作って終わりです。途中からは調子が出て加算混合を楽しんでいました。いつもは七色ランタンを作るのですが、今回は澤先生に指導していただいたPIC12F509を使ったイルミネーションLED(写真3)を展示して講座を終わりました。
写真3
次回は本年度最後のゼミで「Ichigoでmotorを回す」と「Ichigoでセンシング」というテーマです。
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