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お知らせ

伊賀市教育研究センターで教職員の研修会を行いました。

7月27日は午後から伊賀市教育研究センターでScratch3を使った研修会です。今回は教育委員会との事前打ち合わせで、「先生方のプログラミングの引き出しを増やす」という意味で、Scratch3を利用した簡単なゲーム作りに挑戦です。この中で、プログラミングの基礎である順次、繰り返し、条件分岐を体験していきます。

ゲームは簡単なもので、スプライトとしては

①主人公:SCratchネコ

②怪物:自分はstarfishを採用

③宝物:Gift

を使います。大きなゲームは自分にも作ることが難しいので、前提として怪物は移動しない、宝物も動かないですこうすることによって主人公のみが動きます。これは図1にすることでネコは上に動けます。下、右、左のプログラムを作れば画面上をどこにでも動けます。

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怪物は原点(0,0)の位置に固定し、大きさを変えて猫の進路を妨害します。このプログラムは図2のとおりです。ここでは"繰り返し命令"の「ずっと」と「○回繰り返す」をうまく使い分けます。これで、怪物が大きくなったり、小さくなったりします。

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図2

問題は怪物と猫の遭遇、猫が宝物を見つける処理です。これにはいろいろな方法がありますが、一番楽な命令を使います。それは"○が触れたら"です。主人公が怪物にふれたらGame Over!です。主人公が宝物にふれたらWinnerです。

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図3

怪物との遭遇場面は、図3のプログラムです。類似のプログラムで宝物のget部分もできます。以上が基本形です。これまでの基本形の画面を図4に出しておきます。

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                      図4


 残念ながら、背景は白色、音も出ないのでゲームをしている緊張感がありません。そこで、step2としてまずはバックグランドに音を流します。自分は音⇒選択で"cave"をずっと組み合わせて使っています。これでぐっと現実味を帯びてきます。次は背景を入れていきます。背景から適当な物を選んで、貼り付けます。最終的な画面も比較の意味で出しておきます。

今回参加していただいた先生方はScratch3の操作には慣れている方でしたのでここまでは全員完成です。後は、Scratch3の録音機能で自分の声を入れたり、ビデオセンサーを紹介して終わりました。

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感想文をみると、"一度子供たちにも実践してみたい"が多く、講師にとっては嬉しいreactionでした。皆さんご苦労様でした!

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