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鵲小学校に出前授業です

 1月19日(金)は鵲小学校(松阪三雲)に出前です。「鵲」はなかなか読むのが難しい小学校名の一つです。テーマは6年生、「手回し発電機とLED」です。今回は耳よりな情報を提供します。よく学校を回ると年に1~2台の手回し発電機が壊れると聞きます。手回し発電機の壊れる場所は決まっています。

かささぎ03.png 写真1

写真1の歯車の小さい方(ピニオン)が壊れます。プラスチックのために歯が1枚とんでしまいます。私の場合は、20Wの電球を5台直列にして点灯させる場合でした。ケニスでは交換部品(100円)を売っていますから、これを購入すれば簡単に修理できます(難しければご連絡ください)。発電機のボディをとめている3か所(赤印)のビスを外します。そして、新しい歯車と交換すればOKです。簡単ですから是非挑戦してみてください。

かささぎ02.jpg

 写真2

 この出前では5年生で習う発電にも復習を兼ねて触れます。小学校では交流を取り扱いませんが中学への導入も兼ねて交流発電を体験させています。写真2は最近苦心の末に作った加藤式の交流発電機です。ネオジウム磁石6枚と50mlの角型プラスチック瓶を切ってホルダーに利用しています。コイルは30m、0.26mmφのホルマル線で作ります。両面テープで磁石を固定するだけで完成するのが自慢です。赤のLEDなら簡単に点灯します。もちろん「なでて君」につなげばさらに簡単にLEDを点けることができます。ちょっと難しいところは、10mm角の材に4mmの穴を垂直にあけることかな?ボール盤と万力があれば簡単にできます。

かささぎ小01.jpg

 この出前は電気の授業ですが、実はエネルギーの変換などを取り扱う授業でもあります。つまり、手回し発電機で電気エネルギーを作り、LEDを負荷につなげば、光る=光エネルギーへの変換を体験する訳です。ヒラメキのいい生徒がいて小さな声で"光のエネルギー"

という声も聞こえました。LED等はエネルギーの変換素子として再度紹介しなおします(ここがポイントです)。音や熱エネルギーが電気エネルギーに代わることは音声発電機やペルチェ素子を使って体験できます。

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