去る3月15日、前田教授、中井客員教授、フィリピンの大学から三重大学に来られているサクラウソ教授、M2の山内院生と沖縄県の石垣島にある(独)水産総合研究センタ−西海区水産研究所石垣支所と八重山栽培技術開発センタ−を訪問しました。
石垣支所では、支所長である與世田兼三氏にお会いし近況を伺いました。
水産研究所の栽培技術開発センタ−では、栽培技術研究室長の奥澤公一氏から養殖種類・状況の説明を受け、水槽や維持システムを拝見しました。 同センタ−では、海亀やタイマイ、ハタ科等の高級魚類、シャコ貝等の養殖を行い、沖縄での海洋資源の増殖と地域活性化の為に高級魚種の栽培漁業に取り組んでいます。
タイマイは、沖縄の鼈甲文化を維持するために捕獲が必要な生物ですが、希少生物として捕獲禁止となっており、文化を守るために何年もかけて2世代タイマイ(第一世代はリリ−ス)を養殖しているとのことです。
石垣島は、海洋資源を利用した観光に力を入れており、リピ−タ−も多くシ−ズンには大変活性化しているようです。 (観光の受け入れシステムも素晴らしいと感じました。)
この訪問で、栽培漁業を通じて地域活性化を試みている支所の方々から貴重な勉強をさせていただきました。 又、沖縄企業立地支援センタ−のサブマネ−ジャ−である田中直樹氏にもお会いし沖縄県の経済状況、離島振興状況を伺いました。
ご多忙の中、貴重なお時間を頂戴し関係各位の皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。 (文章:客員教授 中井 茂平) |