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伊賀の鹿肉を利用したジビエカレーが東京でもデビュー



久松 眞 伊賀研究拠点副所長

 第7回「大学は美味しい!!」フェアが5月28日(水)〜6月3日(火)

新宿高島屋11階の催し会場にて開催され、三重大学ブランド商品10

点が販売されました。特に、伊賀の鹿肉で作られた三重大学「欧風」

ジビエカレーはデビュー
(https://www.mie-u.ac.jp/topics/kohoblog/2014/04/post-842.html)

したばかりですが、開発経緯を丁寧に説明し試食も提供した甲斐あっ

て、大学ブランドカレーとして全国一位の販売実績を誇る三重大学カ

レーが609箱売れたのに対しジビエカレーが323箱と検討しました。

  
 また、6月1日(日)午前10時半頃には自民党石破幹事長がこのフェア―の

見学にこられました。三重大学のブースにも寄られジビエカレーを見つけるや鋭

い目線で重厚感のある箱を眺められ迷うことなく購入されました。
             野生の鹿肉を食べる習慣のない日本でこの肉を一般の消費者の

口にお届けできるまでにはたくさんの障壁をクリアーする必要があ

りました。獣害対策のシカをカレーにしようと思い立ってから少なく

とも3年はかかったと思います。。

 その間に、三重県も安全でおいしい鹿肉や猪肉を流通させる「

みえジビエ品質・衛生管理マニュアル」を製作し登録制度を導入し

ました。三重県は解体処理業者や加工流通施設、飲食店など9事

業者に登録証を交付し、伊賀地域では3事業者が登録証の交付

を受けています。

 その中の「いがまち山里の幸利活用組合かじか」が解体処理した鹿肉のブロ

ックを「(株)サンショク」がカレー用にカットし、これがヤマモリのOEMに渡ってジ

ビエカレーが作られています。伊賀研究拠点は、伊賀地域の産学官連携のネッ

トワーク形成に力を入れています。今回のジビエカレーの誕生は、伊賀地域の

誇れる商品として、また三重大学の地域貢献モデルとして今後注目されると思

います。

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