伊賀サテライト三重大学地域拠点サテライト

伊賀研究拠点
お知らせ

発煙筒による狼煙の予備実験


加藤 進 社会連携特任教授



 
写真1
 注文してあった発煙筒(白)が届いたので、狼煙の予備実験の

2回目です。地上の風速は0.6~1.8m/secですが、少し高くなると

相当あるようです。市販の白色で90secタイプ(写真1)を用いて

実験してみました。着火すると直ちに煙が発生します。できるだ

け高く上げようと思い、煙突を付けてみました(これは燻炭器です

。)
風がないと10m近く上昇しましたが、少しでも風が吹くと流れ

てしまいました。前回に比べて、持続時間が長いので、

500m地点における確認は容易でした(写真2)。やはり、風

向・風速が大きなカギをにぎっているようです。この煙は科学

的に合成した、 かなり濃度が高い物ものです。しかし、

1500年代の狼煙は大がかりとはいえこれほどの濃度は無い

とおもわれます。 5-10Km遠方での確認はなかなか難し

かったことが推察されます。


写真2
 携帯電話を使いながらの実験でもなかなかスムーズにいきません。緊急事態に使用された"当時の狼煙あげ"の苦労

が身にしみてわかりました。協力してくださった皆様に感謝いたします。
 
   
その他の記事についてもご覧ください<トップはこちらから

アーカイブを表示