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バイオマスセミナー現地研修会: 辻製油と松阪木質バイオマス熱利用共同組合を見学しました


加藤 進 社会連携特任教授


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16日(金)に辻製油(株)を訪問しました。これははじめての試みですが、木質バイオマスの有効活用を精力的

に勧めている会社を訪問し、勉強を深める取り組みで当日は12名の参加がありました。島田理事から、バイオマス事業

の説明をいただき、熱のカスケード利用
àトマト栽培の利用のお話、ボイラーと農園の見学をさせていただきました。

木質ボイラーはH211月から稼動しており、 

    木材チップ  80100T/day

    含水率     3240%

    低位発熱量  18000KJ/kg

    製造蒸気   11.5T/h

    焼却灰    4T/day

 
とのことでした。竹等もある程度は利用しており、SiO2

蓄積が炉にどの程度の影響を与えるのかは今後の研究課題

とのことでした。写真1は8Tで、ホッパーに木質チップを

運びます。写真2は木質チップです。よく見るとバークが

中心のようです。写真3は炉内の燃焼状況です。もちろん

初めから木質チップは燃焼しがたいので重油でinitialize

します。写真4はいわゆる焼却灰です。よく見ると金属く

ずも入っています。
 
写真1

写真2

梱包材の補強に使用されてたものでしょう。残りは小石等

が確認できます










写真3
  
写真4
 

最後の写真は廃熱を利用した温室でトマト栽培のハウスです。オランダ式ということで高さが6~7mあるとのことで

した。
                                                                        

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