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お知らせ

海外の記者が伊賀流忍者を取材


久松 眞 伊賀研究拠点副所長




 来年五月の主要国首脳会議を前に、三重県を世界に発信する伊勢志摩サミット県民会議主催のプレスツアーが1278

にありました。このツアーは日本の魅力やニュースを広く世界に知ってもらうため、外国メディアの日本での取材活動を支援

している公益財団法人フォーリン・プレスセンター(FPCJ)が企画協力したもので、忍者の里と県内(伊賀地域と松阪地域)の

特色ある取組みをしている農事関連の見学でした。一泊二日のタイトなスケジュールでしたが、中国(4名)、韓国(4名)、

ドイツとロシアとカナダが各1名のテレビ、新聞、通信社関係記者が11人参加されました。 

初日、伊賀の里モクモク手づくりファームを見学したあと、上野公園に隣接するだんじり会館2階会議室に移動し、伊賀上

野観光協会専務理事・事務局長の稲垣氏から忍者博物館の説明を聞いたあと、人文学部の山田先生が「忍者の世界」久松が「

忍者の食」について簡単なプレゼンをしました。そのあと外国人記者からは、三重大学がどうして忍者研究を始めたのか、科

学的な研究をする意味は、伊賀・甲賀の忍者がどうしてよく知られるのか?伊賀と甲賀の違いは、三重大のどこを訪ねると忍

者のことが分かるのかなどたくさんの質問が矢継ぎ早に出ました。


稲垣氏による忍者博物館の説明

外国人記者からの質問や取材の様子
  
そのあと伊賀流忍者博物館に移動し、伊賀忍者特殊軍団阿修羅による忍者ショーを見ながら忍者屋敷のからくりが紹介され

ました。さらに、忍者博物館名誉館長と三重大学社会連携特任教授の肩書を有し福井県の若狭で忍術道場を開く川上仁一氏の

一番弟子、清本泰志氏による忍者の実演がありました。海外ではアニメや映画などを通して知られている忍者像は非現実的存

在と思われているようです。今回の外国人記者のレポートが忍者の正確な情報発信につなげられ、本物を見て忍者(Ninja)

楽しむなら伊賀に来なければと言うアピールがどの程度伝えられるか楽しみです。

  

忍者屋敷では日本の報道機関の取材も 

清本氏による忍術の実演
 
           
             発煙筒を着火し(左)煙で姿を隠し(中央)その後見失う(右)「うずら隠れの術」を披露 

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