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第1回 松阪山城の会が開催される

加藤 進  社会連携特任教授

 5月11日(水)、大河内公民館で表題の会の立ち上げが15人で行われました。ご存じのとおり、松阪には北畠関連の遺跡が沢山あります。この会では、山城(ゆわゆる中世城館)の他に付随する神社仏閣、石塔等を巡り、松阪の遺跡を守り、後世に伝え、ひいては地域のよりどころとなることを願って、郷土史研究家の松本薫氏、同 松田和生氏が呼びかけ、松阪山岳会、石碑を見る会、城跡研究会の有志が集合しました。驚いたことに、本居記念館館長の吉田氏、郷土史研究家の山際氏の顔も見えました。

今回は、

  1)自己紹介、

  2)松本氏から大河内城の歴史

  3)大河内城跡とのろし(加藤)

で話題提供、フリートークで盛り上がりました。山際氏からは大河内合戦の秘話も聴かせていただきました。「信長の腰掛石」の話や坂内城跡、北畠具教らが隠居したといわれる「笠木館」の話がポンポンでてきました。

いずれ会で見学に行くことになると思います。最後は、現地見学という事で大河内城にあったと言われる大手門近くに出向き、かつて坂内川にかかっていた大手橋(実は昭和初期の洪水で破壊)の支柱が近くの民家に保存されているのでこれを見学して終わりました。皆様、ご苦労様でした。最後の写真は、大手門に連なる登り口です。

ただし、足場が悪くかなり荒れていますのでご注意願います。城歩きのページが沢山webに掲載されていますが、ここに触れているのはみたことがありません。地元の利を発揮して、有意義な情報を発信したいと思います。

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