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伊賀研究拠点
お知らせ

企画展「The NINJA」忍者・忍術学講座を行いました

久松 眞   伊賀研究拠点副所長
荒木 利芳   社会連携特任教授

7月2日から東京都江東区にある日本科学未来館で「The NINJA 忍者ってナンジャ!?」が始まりました。7月16日午後1時~3時、7階会議室2にて「忍者食の再現と食材の働き」(久松)と「忍者と火器」(荒木)と題して本講座を担当しました。夏休みモードとなって会場は子供達がグーンと増えてきました。大人と子供がほぼ半々の80名が参加した教室の雰囲気は、ゆめテクノ伊賀で年2回開催している「こども大学」と少し似ている感じでした。前半の久松の講義は、忍者が忍びのときに準備した携帯食の再現とそれらの特長から推測される使い方の話でした。健康な忍者が漢方薬に使う生薬をたくさん使用している不思議な忍者食。厳しい環境下での情報取集が身も心も健康な状態でうまく行えるように工夫されていることを伝えました。後半の荒木の講義は、万川集会に出てくる火薬の再現と燃焼実験から分かった火器の使い方の話でした。相手を驚かしてパニック状態を導き情報収集に役立てたり、危機一髪で逃げるときの最後の手段として使ったらしいことを伝えました。小学生には難解な部分もあったと思われますが、皆さんよく聞いてくれました。講義終了後、会場に展示されているのと同じ兵糧丸、飢渇丸、水渇丸を触れるように準備したところ、子供たちはすぐに集まってきて興味津々。真実の忍者の姿の一部が伝わった気がしました。


「忍者食の再現と食材の働き」(久松)の講義風景

「忍者と火器」(荒木)の講義風景


再現した忍者食に集まった子供たち

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